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【Item】湯葉兄と煙草と火付器 [小物]

湯葉兄。煙草を吸う。

このご時世に逆行するかのように3年間止めていた煙草を再び吸い出したのはおそらく2006年の事だったと記憶している。止めた当時は渋滞になった瞬間に車内で煙草に手を伸ばしスパーっと開け放った窓から紫煙を大気解放して行くお馴染みの動作をしなくなった為、渋滞の車内で何をすればいいのか手持ち無沙汰だった時期があったなぁ・・・と記憶している。時が経つにつれ、何もしないで渋滞にハマっている事が普通になり、ご飯が美味しくなったなどと喜んでいた時期があった訳だが、結局ストレスの様なものと、雰囲気にハマったシガーを吹かしだしてからは急坂を転げ落ちる様に再び喫煙者の道を歩き始めた訳だ。


で、如何に煙草が今の日常に溶け込んだアイテムであるかは置いておいて、今日はそんな煙草をめぐる一つのアイテムに注目してみたいと思う。それは・・・


ライター。


英語では「Lighter」と書き、文字通り「火をつける道具」な訳で。煙草を吸う人はほぼ必ず持っている小道具である。余談ではあるが、一番美味しく煙草に火をつける方法はおそらく「マッチ」だと思う。リンが発火する瞬間に出す匂いを一緒にファーストブレスのタイミングで吸い込むため、鼻腔に煙草の香りとマッチのリンの匂いが広がり、最も満足の行く瞬間だと思う。

まぁ、それは置いていて。

ここしばらくず〜っと「すぐなくすから」という理由で湯葉兄は「100円ライター」をスーツやジーパンに忍ばせて煙草に火をつけていた。100円ライターも手を替え品を替え・・・という感じで「LEDライト内蔵型」だったり「ボールペン内蔵型」だったり、100円ではないが300円程度で「ターボライター」まで買えたりする世の中なのだ。

別に機能的に問題は無いし、無くしても新しいのを買えばよい。かくして部屋には途中まで使った色とりどりの100円ライターが溢れ、いつしか煙草へ「火をつける」という行為そのものが軽い、そしてつまらないものになっていた気がする。・・・それ以上に忘れていたのは「スーツ着た良い年の男」「100円ライター」で煙草に火をつけるという、湯葉兄が最も忌み嫌う「生活感」みたいなものを自ら滲ませていた事だろうか。

いい年の男が煙草を吸うなら吸うで、ちゃんと嗜好品としての嗜好を感じさせる吸い方をしないといけないのでは?それが年相応って奴じゃないのか?・・・ある日突然思ってしまった訳だ。やっぱ火器にもそれなりに自分としての気持ちを込めるべきではないのか?と。


だからって、いきなりすんごいぶっ飛んだこだわりに飛躍するのではなく、少しずつそういった煙草との関わり方を考えて行き、道具も揃えて行こうとこのGWで第一弾を実行してみた。それは本当にアタリマエな世界のライターの復活。煙草を吸う誰もが実は一個は持っているんじゃないか?というアレ。


そう、アレですよ。


Zippo.


IMG_5939_m.jpg


1932年に創業したアメリカのライターメーカーの製品の事である。これは煙草を吸わない女の子でも名前を聞いたり、実物を見たり、ひょんな流れで自分自身が持っていたり、過去彼氏にプレゼントしたり、という経験があるかもしんない。


まぁ、そのZippoを新調してみた訳だ。

はじめはバースデーイヤーの1974年モデルをビンテージで買おうかと思ったんだけど、この年代のZippoはコンディンションはマチマチ。気に入った奴が見つかるまではちょっとおいそれと買えないなぁ・・・という感じで他のモデルで湯葉兄の関心を引くモデルを探していた時に見つけたのが、


Replica Model 1941


要するに「1941年モデルの複製品」。これ、何が良いかって、下の写真を見比べて欲しい。左は湯葉兄が買った1941レプリカで、右は現在のノーマルZippo(Hardrock Cafe Hollywood店モデル)なの。


IMG_5941_m.jpg


おわかりだろうか?1941モデルというのは、通常のZippoより、角が丸く、全体的に丸みを帯びた独特の形をしている。単にZippoって長方形のライターってイメージがあるけど、こいつはコロンとしてなんともユーモラスな可愛らしさがある。これは、この時期に新しいプレス機をZippo社が導入したことによりデザインが変更されこういう近代Zippoのデザインになった様だが、その後より大量生産に向いた現代のZippoの形へ更にデザインが変更され今に至っている、いわば過渡期のZippoがこの1941モデルっちゅー事になる。


IMG_5945_m.jpg


更に、Zippoはふたを開けて、石をこすって火をつけるのだが、その蓋の開閉を司っている「蝶番」も現代Zippoと違っている。軸が「5つ(5バレルと呼ばれる)」の現代Zippoに対し、写真の様に1941モデルは「4つ(=4バレル)」となっているのだ。これも過渡期だから。1930年代のモデルはこの蝶番がボディの外にハンダ付けされている「アウトサイドヒンジ」というモデルとなり、更に希少性が高まったりもする。


IMG_5946_m.jpg
(角の丸みがよりわかるのではないだろうか?この写真)


オタク度は深まって行き、火をつける部分の風防(風よけ)部分には酸素供給用に穴があいているのだが、この穴の数も違う。現代モデルの「8個」に対し、1941モデルは「7個」しかない。また、火打石(フリントホイール)を止めている方法も現代版の「メクラ式」に対し「穴あきマウントなのが1941モデルの特徴だったりする。下の写真をよくみてみて欲しい〜。


IMG_5947_m.jpg


最後は、これは1941モデルだけの特徴ではないが、Zippoの底の部分が真っ平らなデザイン(昔は難しい加工は出来なかったので、底蓋はハンダ付けされていた名残り)となる「フラットボトム」になっている。もちろんZippo社のロゴも違うフォントだったりするので見比べて欲しい。ここの記載されている特許番号(PAT No.)も当時のものである「PAT.2032695」が再現されていたりします。


IMG_5951_m.jpg


てな訳で、新しいのを買ったついでに実家から数個のZippoを引き取って来て、夜中にキッチンのステンレステーブルで数時間メンテナンスをしていた暗い男はわたくしです。ま、こんな煙草との関わりもいいなぁ、と。この日記を読んでる人の中にも「Zippoだったら語らせろ」って人がいるかもしれない。その場合は是非コメントしてくださいませ!


でもやっぱ、いい年の男が100円ライターで煙草に火をつけるのはちょっと客観的に見るとイケテないなぁ、と思った次第。デュポンをそつなく使いこなせるほど渋い男にはまだなれてない気はするけど、そういうのを目標に頑張って行こうと思います♪



タグ:Zippo, 1941
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